絵本

絵本は子供が人生の中で一番初めに目にする本でしょう。子供は何もかもが初めてで、そんな中でも絵本にはたくさんの「初めて」が含まれていると思います。絵や物語、そして親の語りかけを楽しむことで子供の想像力は無限に広がっていきます。また絵本は私たちのような大人にも忘れかけていた何かを思い出させてくれるような力があるのです。ここではそんな絵本の魅力についてあげてみます。

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絵本の読み聞かせはなぜ必要?

絵本には「想像力・言葉・愛情」を育てる効能があります。そして、絵本を読み聞かせることによって今流行りの「キレる子」を作らないといわれています。愛情をこめて絵本を読み聞かせると子供にもその愛情は伝わります。1日1回、ごくわずかな時間でもいいので子供と肩を寄り添って優しく絵本の読み聞かせをしてあげてください。きっと心の優しい子供に成長するはずです。また読み手側も不思議と気持ちが落ち着きます。

さまざまな絵本

絵本にはいろいろな種類があります。お子さんに合う、すてきな絵本を見つけてください。

飛び出す絵本(しかけ絵本)

1ページ1ページをめくるたびにドキドキ、ワクワクなのがこの飛び出す絵本。普通の絵本とは違って絵が立体的なため、子供の反応がひときわ違います。絵が飛び出すたびに、読み手側も声に強弱をつけて呼んであげると子供も大喜びするでしょう。この仕掛絵本で有名な絵本作家がいます。「ロバート・サプタ」です。ロバート・サプタは飛び出す絵本の第一人者でペーパーエンジニアや紙工作の魔術師とも称されていて、その繊細かつ華麗な絵本をみると大人でも見入ってしまうほどです。

布絵本

布絵本は赤ちゃんにとって一番安全で優しい理想的な絵本です。その名のとおり布製なので、ぶつかっても痛くなく、引っ張ったり口に入れたりしても破れません。汚れても洗うことが可能で、さらにはお出かけの際、簡単に収納して持ち歩けるのでいつでもどこでも手軽に読み聞かせができます。布絵本は市販されているものもありますが、簡単に作成できますし、今は布絵本キットというように縫うだけのものもあります。ひと針ひと針、愛情をこめて縫うと心がこもった最高のプレゼントになるでしょう。

オリジナル絵本

インターネット上でよく見かけるのがこのオリジナル絵本。布絵本のような手作りとどこが違うのかというと、子供の写真などを専門の業者に送るとその子が主人公となった物語を作成してくれるのです。もちろん主人公の名前にも子供の名前がはいります。専門の方が作成してくれるのでオリジナルとはまた違ったすてきな絵本ができます。子供が大きくなりその絵本をみると子供は喜ぶだけでなく、物語の主人公が自分であることに不思議な感覚をおぼえるはずです。実際、私も両親からオリジナル絵本をもらったことがありますが、ある程度大きくなってから見ると非常に不思議というか、新鮮な気持ちになりました。読み聞かせてもらっていた時期とはまた違う反応が見られて、贈る側もきっとうれしいと思います。

おすすめの絵本(年齢別)

私が読んだ中で心に残ったおすすめの絵本を年齢別にいくつか紹介します。参考にしていただけたらうれしいです。

乳児期

乳児には日々の生活でふれあうものが多く描かれているものがよいと思います。もちろんそうじゃないものでもいいのですが、絵本の初心者である乳児には絵本が楽しいものであることを伝えることが先だと思うので、物語でも優しいものを選んであげるとよいのではないでしょうか。特におすすめなのは「いないいないばあ(作者:松谷みよ子)」など、日頃よく一緒に遊ぶものが描かれている絵本や、「おててがでたよ(作者:林明子)」などの赤ちゃんがこれから覚えていく生活の内容が描かれたもの、また「がたんごとんがたんごとん(作者:安西水丸)」や「ぴよぴよぴよ(作者:平野剛)」のように乗り物の音や動物の鳴き声が入っている絵本だと赤ちゃんも音のリズムが心地よく、楽しめると思います。

幼児期

子供ながらに生活のあらゆる部分からいろいろな知識を得て、乳児の頃よりも想像力が豊かになってきていると思います。乳児のころに読み聞かせた絵本より少しランクアップしたものを読み聞かせてあげてもいいでしょう。昔話などを取り入れながら絵本の楽しさをさらに伝えていければいいと思います。おすすめは「いやだいやだ(作者:せなけいこ)」などでちょうど反抗期を迎える子供と同じ目線の絵本を読んであげると楽しいかもしれません。読み手側も普段の子供の気持ちがわかって面白いと思います。

小学生以上

小学生になると想像力だけでなく、理解力も充分備わってくるので幼児期よりも内容のしっかりした絵本にしていいでしょう。また読み聞かせるだけでなくその絵本の内容について子供と話し合ったりして、コミュニケーションを深めていってください。命の大切さをより深く教えていくのもいいと思います。「100万回生きた猫(作者:佐野洋子)」などは読み手側も心がうたれる作品ですので、ぜひ読んでみてください。

大人絵本

ここで紹介する大人絵本は中学生〜お年寄りまで誰もが楽しめる、また感動できるものだと思います。「大人に絵本?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、少し前にこの大人絵本はブームとなりました。現代社会で疲れきった心を癒すのに絵本は最適だと思います。もし違和感を感じる方がいても、ぜひ一度読んでみてください。幼少時に戻ったような不思議な感覚とともに心がきれいに洗われているような気持ちになります。特に私のおすすめは「アンジュール(作者:ガブリエル・バンサン)」です。これはブームのときに少し話題になりましたが、字のない絵本なのです。デザインも白と黒のみですが、絵本に登場してくる犬や景色はどれも生き生きしていてまるで本物のように思えてきます。またその1つ1つがなにか大切なことを訴えているような・・・そんなすばらしい絵本です。絵を見ているだけでこんなに優しい気持ちになれたのは初めてでした。読んだことのない方、ぜひ一度手にとってみてください。

絵本の力

一言でまとめるのは難しいですが、絵本には人間では引き出せない大きな力があると思います。自分のお気に入りの1冊があるのとないのとでは人生観が少し変わってくるような気さえします。絵本の好みは十人十色なので、自分で書店に足を運んでみたりインターネットの絵本ナビなどを活用したりしてぜひ思い出に残る1冊を探してみてください。みなさんがいい絵本とめぐり合えますように・・・。

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