スプーン曲げ

1970年代に日本に巻き起こった超能力ブームは、テレビの前の少年たちをたちまち虜にしました。ブラウン管の中から語りかけてくるユリ・ゲラーの導きで、手にしたスプーンを曲げるのに必死になった記憶はないでしょうか? そんなスプーン曲げに迫ります!

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スプーン曲げとは

スプーン曲げは英語ではメタル・ベンディングといい、いわゆる念動力(サイコキネシス)の発現を顕す現象として捉えられています。通常、人力では曲がりにくいように造られているスプーンを、念じることで曲げるというスプーン曲げは一躍超能力ブームを引き起こしたのです。

スプーン曲げは否定されている?

この超能力ブームを引き起こしたのは日本テレビ系列の「木曜スペシャル」で、UFO特番でおなじみの矢追純一氏がプロデュースしたことは有名です。しかし、フジテレビ系列の番組で「超能力はインチキだった」というキャンペーンを展開し、超能力少年に「自分の超能力はインチキだった」と『告白』させたことで一旦ブームは終息しました。しかし、この番組作りの姿勢には問題があるとしか言えません。それに、超能力は完全に存在しない能力ではないからです。

スプーン曲げは信じていないと曲がらない?

超能力は「人の意思が作用して発現する現象」であると考えられています。その為、『超能力を信じていない』人が傍にいて、失敗することを念じられると超能力が発揮されないケースがあります。テレビ番組などでは、信じる人間と信じない人間の割合は拮抗しあうので力を発現できることが多いのですが、懐疑的な科学者による調査では発現しにくいという説もあります。

海外におけるスプーン曲げ

日本ではマジックと超能力の境目にあるパフォーマンスとして扱われるスプーン曲げですが、海外では日本とは違うパフォーマンスとして行われています。19世紀ごろまで降霊術が上流階級でブームだったように、メタル・ベンディングもパーティなどの一環として行われているようです。会場に集まった人全員に「曲がれ」という念を送らせて、各々でスプーン曲げをさせると言うスタイルを取っているのが海外で主流のやり方のようです。

手品的にスプーン曲げする方法

スプーン曲げは、手品でも再現できるやり方が確立されています。ただ、金属や運動力学を応用したやり方なので『手を触れずねじ切るまで曲げる』というようなレベルのスプーン曲げは不可能です。しかし、スプーン曲げは余興として恰好のパフォーマンスなので覚えておいても損はないでしょう。

準備

まず、用意するスプーンはどんなものでも構いません。100円ショップやホームセンターで売っているような何本組かになっているようなもので充分でしょう。用意したスプーンを『指一本で支えられるポイント』を見つけ出しましょう。これは手品・超能力ともに重要です。このポイントは「てこの原理」における支点と作用点に当たります。スプーンの頭が力点になります。

『空中でスプーン曲げ』のやり方

手品的にはミスディレクション(思い込ませ)を使って「手で曲げる瞬間」を観客の目から遠ざけるのがポイントになります。基本的には腕力を使ってスプーンを曲げるわけですが、準備段階で見つけたポイントに力がかかればどのような形でも構いません。机に押し付けようが手で曲げようが自由ですが、力をかけているのを見破られては手品として成立しないのです。そこでミスディレクションが登場するわけです。例えば「空中にほうりなげてスプーン曲げする」と観客に伝えれば、観客の目は自然と空中に行きます。隙を作らせるのがミスディレクションなのです。ミスディレクションを誘導させたらスプーンに念力を込める振りをして曲げます。空中に投げ上げる前から曲がっている様子が悟られないように、スプーンの頭のほうを手の中に隠します。そして、放り投げたらマジック完成です。

超能力を信じてスプーン曲げする方法

しかし、「自分の中に眠っている力を目覚めさせたい!」という人も居るのではないでしょうか? そこでスプーン曲げで世に出た超能力者たちが語った超能力によるスプーン曲げを伝授します!

準備

手品の時と同じく、「これなら自分にも曲げられる」というスプーンを用意しましょう。用意できたら『指一本で支えられるポイント』を探しだします。

やり方

スプーン曲げは、肉体的なパワーを必要としません。必要なのは精神のパワーです。上手に引き出す方法は先人たちの手で確立されているので、それをなぞればいいのです。まずは心身ともにリラックスします。そして、スプーンが曲がっている状態をイメージします。この時、出来るだけ克明に想像することがポイントです。イメージできたら「絶対にこのスプーンは曲がる!」と強く思いましょう。そして、『指一本で支えられるポイント』を人差し指と親指で擦るようにしながら、精神のパワーが指先を通してスプーンに伝達されるイメージを想像します。「私の力が送り込まれたこのスプーンは柔らかい!」と信じることでスプーンはどんどん柔らかくなっていきます。充分にパワーを送り込むイメージが出来たら「このスプーンは柔らかいから振っているだけで曲がっていく」とイメージして柄を持って振っていきましょう。やがてスプーンは曲がり、スパっと折れてしまうはずです。超能力はイメージを強くもつことが大事なのです。 いかがだったでしょうか? スプーン曲げは最終目的ではなく、通過点に過ぎません。このスプーン曲げが出来るようになれば、スプーンを曲げる以外にも応用が出来ることに気付くはずです。実用できる方法を見つけたとき、超能力はあなたを支える能力となるのです。

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